コスモスのような女性…

…と、
昔 言われたことがあります。





…こらこら、
そこの
笑いを圧し殺しているキミ!
本当なんですって!


…まあ、笑いたくなる気持ちもわかります。
私だって、言われた時、びっくりしましたもの。


但し、言った相手は女性です。

中学生の時、クラスで一番頭がよくて、しっかりもので、多芸多才な子でした。

何しろ、オペレッタを作るかと思えば、学芸会の衣装なんて朝飯前、英語ペラペラ、バレー部のキャプテン…
そしてぞうさんのような目をしたホンワカした外見…

私が密かに憧れた彼女は、クラス一手厳しい辛口コメンテーターでもありました。

ある放課後、音楽室に何人かの女子で集まり、何故かその日は「花に例えたら」なんていう、大正時代の乙女のような話題になったのですが、彼女は次々に友人たちを喩えていき、私の番が来たとき、ちょっと考えてから
「そうね、アンタはコスモス」
と、つっけんどんに言いました。
「ええっ?」「なんで?なんで?」
と小さなドヨメキがおこり(そりゃそうだよね)、彼女は「ええうるさい」と言いたげに
「なよなよしていて頼りないから!」
と、キッパリ。
皆と一緒に笑いながら、私はやっぱり凹んでました。

中学生の頃、私はおとなしいけれど、気が弱いとは思われていなかったようです。でも、彼女は確かに私の弱さを言い当てたのでした。

歳を取ったせいでしょうか、最近、昔のことがやたらに思い出されます。
それでも、「彼女に会いたいか」と訊かれたら、私は躊躇してしまいそうです。


だって、私のなかの彼女は、永遠に13歳。
あのまま益々才長けていたら、それはそれでコワいし、二十歳をとうに過ぎて只の人だったら、それはそれで…

…ねえ?

「故郷は遠くにありて」と同様に、旧友も思い出の中でこそパワーをくれるのかもしれません。
[PR]
by treeintheheart | 2013-09-18 08:48 | 思い出

魂の奥に下りて行って不思議な扉を開けてみてください。幾千年の時を経た大樹の息づく深い森。滴る光、湧き零れる水。そこに満ちる声の囁きを聴ける人になりたい。人の魂が、この星とそこに息づく数多の生命と、深いところで繋がっていることを感じとりたい。カリスマ性なんか微塵もない主婦Aの「闘病」「子育て」「考えごと」の記録…になるはず


by treeintheheart