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魂という字の中に

「魂」という漢字の中には鬼が居るのですね。「云う」+「鬼」で「魂」

人の心の奥底に住み、私たちに言葉を紡がせるものは「鬼」なのでしょうか。

そうかもしれません。


節分に、人は
「鬼は外、福は内」
と豆を撒きます。 鬼は福の敵で悪いやつだから追い払い、替わりに福を呼び込むのですね。
すると、翌日には立春。
春は希望や幸運を象徴する季節、若さや軽やかさや率直さが似合う季節です。 もう、鬼の出る幕はありません。
追い払われた鬼は、いったいどこで何をしているのでしょう。いつの間に私たちの中に住み着いて、性懲りなくものをいい、翌年の節分でまた追い払われるのでしょう。

そうまでして鬼は何を言いたいのでしょう。
鬼の言いたいこと、ちゃんと聴かねばならないような気がしてきました。


専門家によれば、鬼は「隠(おぬ)」が転じたもので、死霊や異世界の目に見えない存在、まつろわぬ(従順ではない)者を指していたのが、山岳信仰(天狗)や仏教(羅刹)のイメージも加わって今日のような姿形になったそうです。
いずれにしても、(自分達の)理解を超えた、自分達より力のある存在を、怖がり遠ざけたいと願う心が、「鬼」というものの名付け親と言ってよいかもしれません。

そういえば、優しい妻が強い所を見せると「鬼嫁」と呼ばれるのは、その典型かしら。

「自分達とは違う」「理解できない」「自分達の思い通りにならない」のが「鬼」ならば、もしかしたら誰もが誰かにとっての「鬼」になる瞬間があるのでしょうね。私も…あなたも。少し怖いことですが。



人の中には鬼がすむのなら、鬼も含めて受け入れ、愛する強さが欲しい。
それは、相当な強さが必要だろうけれども。

でも、人並み外れて強いことも、「鬼」と言いますね。

では、鬼を受け入れるということは、時に自分も鬼になるということなのでしょうか。

確かに、そういう一面もあるのでしょう。人を愛する時、多くの人が変わるように。鬼を愛せば鬼になる…というより、自分の中の鬼に気づくだけかもしれません。



……

…わかったぁ
こんなことばかり言ってるからウチにはなかなか福がやって来ないんだわ(∋_∈)
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by treeintheheart | 2014-02-05 18:27 | 文化と言葉と…