カテゴリ:日々( 33 )

友へ (2014/3/8 1:18)

f0294866_13421417.jpeg



長い間ご心配かけてすみません
漸くメールが少しは打てそうです。

最近の私は、精神的なダメージが直ぐに体調に来るという自覚はありました。けれど、身体が動かないことが心の動きまでをこんなにも縛ってしまうとは思いませんでした。

日毎に動かなくなる身体に、自分は用のない人間だ、皆の足手纏いだという思いから逃れられませんでした。家族が溜め息をつくたびに、疲れきった様子を見せるたびに怯え、奥へ奥へと潜り込む自分の姿がはっきりと見えているのに、そこから気持ちを切り替えることも、それに身を委ねることもできずにいました。

心配してくださっているのがわかっているのにメールできなかったのは、体調が悪く打てなかったせいもありますが、この状態を何と説明たらいいか分からなかったから…


今までの私なら、自分の奥へ奥へ降りていくと沸々としているものがあって、そこから何かしらのものを掬い上げ、新たな力を借りて地上へ戻ることが出来たのに、今回は其所へ降りていくことすら叶わないのでした。


「なぜなのだろう」と私は考えました。

父母の後処理が負担になっていることは事実です。
普通なら土地も財産もないのですから簡単に済みそうなところですが、昨年9月に父母とトラブルがあり手を離さざるを得なかった間に色々なことがごちゃごちゃになってしまっていました。
他にも父母と妹に対する不信感が募る出来事が重なって、お互いに信頼を取り戻せないままになってしまったのでした。
更に父母亡き後、叔父叔母からの厳しい反応は多少の予想はしていたとはいえ、酸のようにじわじわと心を腐食させていくのでした。
私が健康であれば、あるいは父母が健在であれば、世間によくある兄弟間のいさかいや中傷として笑い飛ばしていたようなことですのに
「私の父母はそんなに酷い人間だったのだろうか?」
父母に対する不信感や恨めしい気持ちとは矛盾していますが、父母がそんなに親戚から指弾されることをしたとは、私にはえませんでした。寧ろ父は母の弟に資金を出して大学を卒業させれたり面倒見の良いところがありました。けれども、父母を批判する元となった情報は多くがその叔父から出ていて、私が実際に漏れ聞いた父母の会話や古い書類等から推測しても、事実とは違うように思えてなりませんでした。父母に替わって叔父叔母に謝罪しつつ、私は「小さいヤツ」と心の中で思いました。

一年前の日記を読むと、父母に対する私の感情が変化しているのに驚きます。 これまで私は、父母を冷静に見てしまうところがありましたが、それは欠点はあってもそれを含めて「人間って面白い」という立場から父母のことを理解したい思っていた…と言ったらいいでしょうか。
それが、最近では言いようもない冷たい感情が底流に生まています。

今、私はそういう自分も、父母も妹夫婦も、叔父叔母も、全てが赦せないのかもしれません。そして、赦せない自分、優しくできない自分に耐えられない。
なんて高慢な、と思います。果てしない悪循環です。

ここから一歩を踏み出すには、もう少し時間がかかりそうです。


お疲れのところ、長文になってしまいごめんなさい。
お身体くれぐれも労ってくださいね。

[PR]
by treeintheheart | 2017-01-09 08:38 | 日々

新年のご挨拶

f0294866_4334475.gif




謹んで新春のお慶びを申しあげます

ご無沙汰いたしておりますが皆さまには穏やかな新年をお迎えのことと存じます
昨年私は要介護5の認定を受けました。
難病を二つ抱えているとはいえ、人の手を借りなければ一日どころか数時間すら無事に過ごすことが出来ない自分、生きていることそのものが周囲に多大な迷惑や苦痛を与えることになってしまう自分という存在をどう受け止めたら良いのか。こんな状態になってまで、なぜ、何のために私は生きているのか。その問いにまっすぐに向き合おうとするのですが、間断無く襲って来る痛み、硬直、麻痺が私を疲弊させともすれば挫けそうになるのをリハビリに集中することで辛うじて支える
そんな一年間を過ごして参りました。
闇の中を手探りしながら進むような日々は当分続きそうですが、希望を捨てずに一歩一歩を大切に過ごしていきたいと思っています。
今年もよろしくお願いいたします


f0294866_48996.gif


[PR]
by treeintheheart | 2017-01-03 07:09 | 日々

第二幕の始まり

f0294866_239327.jpg

お久しぶりです。
大変長い間ご無沙汰してしまいました。


この数ヶ月(いいえ、実質的には一年以上と申せましょう)、事件やイベントがなかったわけではないのです。
むしろ、息子が成人し、娘が大学を卒業し、相続をめぐって調停があり、他にも様々な出来事がありました。
「誰かに仕組まれているのではないか」と思いたくなるような出会いや、霞の中に溶けていくような別れ、不思議な世界からの招待状の様に毎週起きた小さな奇跡…

「これは人生の大事な一コマだ。
かけがえのない瞬間だ。
書き留めておかなければ、きっと後悔する。」
と、その度に思うのですが、それについて語る言葉が見えてこない。まとまった文章に仕上げることが出来ないのです。

考えられる原因は二つありました。
一つ目は、私自身に大きな変化があって、自分の立ち位地をもう一度見直さなければならなくなったこと。
二つ目は、事実を書いていくこと、自分が真摯に考えたことを表現することが、時に危険を伴うものであると今更ながら認識したことです。

この二つについては、じっくり考えながら、ご説明していきたいと思います。


昨日は4月1日。
日本中の多くの学校や職場で新年度が始まる日でした。元旦とは別に、私達の日常を支えている色々な生産活動が更新され、昨日を起点として、また新たな目標に向けてスタートを切ったことでしょう。

ちっとも生産的ではない私ですが、「4月1日」に向けて社会全体がざわついてくると、さすがに居心地の悪さを感じはじめました。
巣穴の奥の小動物がニュウッと侵入してきた手に抵抗空しく捕まえられて引きずり出されるような、無力感を感じながら書きかけの下書きを何度もひっくり返して見ました。けれども、他人(ひと)の目に曝せるようなものは、ひとつとしてありませんでした。

この先、書きたいことはたくさんあります。材料はあるのですが、足りないのはそれを料理する技術と根気です。
「再開したい、けれども、できそうにない」
と、やる前からぐずっている根性無しの私ですが、色々な偶然が重なり、こんな言い訳だらけの一文から、また書き始めることになりました。
ハナから本当に中身のない文章で、この先不安ですが、うんとお暇な時、覗きにきてくださったらうれしいです。
またよろしくお願いいたします。
[PR]
by treeintheheart | 2015-04-02 23:09 | 日々

ヤモリくん

f0294866_1858217.jpg

f0294866_1858214.jpg

f0294866_1858294.jpg

f0294866_1858275.jpg

我が家には庭がありません。建物の外壁にそって小さな花壇があるだけです。
それも、陽当たりこそ悪くないのですが、通風口が開いていて縁の下の冷たい風が吹き出していますし、花壇の正面には街灯が煌々とついているので、植物にとってはお世辞にも良い環境とは言えません。

それでも、毎年チューリップやムスカリ、水仙などの球根類は何とか花開いてくれますし、薔薇も切りもどしが間に合わないくらいすくすく伸びてくれます。
現在は苺の葉が楽しそうにジャンプを繰り返しながら花壇中から芽吹き、グランドカバー化しています。

その半坪にも満たない小さな世界に、どこからやって来たのか、ヤモリが住み着いているらしく、家族が深夜に帰って来たとき等は、よく玄関の窓に張り付いたヤモリくんのお出迎えをうけることがあります。
ヤモリは爬虫類で家を守る『家守』とも書きますが、これは害虫を食べてくれるからだそうです。
グレーがかったベージュのような色から、我が家のヤモリくんはたぶん絶滅危惧種の日本ヤモリと思われます。
「絶滅危惧種だなんて。そんな珍しいものが我が家の花壇に生息しているの?」
と、信じられないおもいでWikiってみたら、天敵はネコだそうです。…なんとなく納得。
[PR]
by treeintheheart | 2014-08-04 18:58 | 日々

七月の花々

f0294866_20205798.jpg

f0294866_20205720.jpg

f0294866_20205753.jpg

f0294866_20205781.jpg

f0294866_20205710.jpg

一年の折り返しにて、人ならば背骨なるか、または縦に降るなら臍の辺りか、遂に七月になりぬ。

臍と言へば、ヘクソカズラなる花は七月に咲くと聞こゆ。白き餅に紅をちらと悪戯に落としたる如き色合いにて、うつくし。名の由来は知らねど、不憫なり。

翻って「他に七月の花は何ぞ」と問わば、
唐鼠黐(とうねずみもち)、
令法(りょうぶ)、
半化粧(はんげしょう)、
南京黄櫨(なんきんはぜ)、
禊萩(みそはぎ)、
鳳仙花(ほうせんか、
に始まりて、月末には
槐(えんじゅ)、
紅葉葵(もみじあおい)、
例の屁屎蔓(へくそかずら)、
向日葵(ひまわり)、
浜木綿(はまゆう)、
待宵草(まつよいぐさ)、
薮蘭(やぶらん)、
等は花期長くして、夏を越えて咲き続ける強者どもなり。

八月に入りてとばかり憶えし秋桜(コスモスなれど、七月の花に加えられたるを、何とはなしに落ち着かぬ心地にて見ゆ。

里山にすら色とりどりに咲くものを、ましてや人の庭の花々の咲き競うさま、大小の熱き渦を纏いたるが如し。
誇らかなる蓮、クレマチス、金魚草、トルコキキョウ、インパチェンス、百日紅、松葉ボタン、ランタナ…と限が無し。


☆昔の日記風に書いてみました。文法上の誤りなど多々あるかと存じますが、お許しくださいませ。
[PR]
by treeintheheart | 2014-07-01 20:20 | 日々

娘の休暇

娘の会社では年2回仕事が暇な時期に特別休暇を取れる制度がある。
最初の1年目から、祖父母の入院や、老人施設への引越しや、私自身の体調不良で、旅行どころか家事に明け暮れて、翌年は自分の膝の手術にあて、また翌年は亡くなった祖父母に関する手続きの手伝い…と毎年、「普通に会社に出ていたほうがマシ」とつぶやく状態だった。
ましてや今年は、散々である。
申し訳ないと思う気持ちを、メールに打ってみたが、読み返すとあまりに軽薄で得手勝手で、送れる代物ではなかった。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


「娘に」

やりたかったことを何一つ満足に出来ないまま、今年も休暇が終わってしまったんだろうな。(「だろうなって、見て解るじゃん」と突っ込まないように)
申し訳ない。

だけど、私にとっては4日間あなたがいてくれて、とても心強く、煮詰まった膠の如くなっていた思考が、もう一度ゆっくり回り始めた感じだ。
ありがとう

なんて書くと
ますます家を出られ無くなるのだろうか

迷惑ばかりかけて
「子供達の翼をもいでいる」
とある人に相談したら、
「それは高慢というものだ」
と叱られた。
「子供ってぇのは強いものです。
本当にやりたいことを見つけたら、親のことなんざ振り返っちゃくれません。
さっさと飛んで行きますよ」

そうなのだろうか。

ひらっと寂しさが胸の中で舞った。
が、ほっとした。
嬉しかった。


これだけハードルが高いのだ。
よもや間違うことはあるまい。

どうか、どうかやりたいことを見つけて、それへ向けて飛び立ってほしい。
自分の思うままに、自由に、
悔いを残さないように。


今の私には
面と向かって
そう語る勇気はないけれど、
「心配しなくて大丈夫」
と一日も早く言えますように

そして
私の役目は
翼を休めに帰って来る場所を確保すること…なのだろう
[PR]
by treeintheheart | 2014-06-18 08:42 | 日々

花の命は短くて

f0294866_18283719.jpg

f0294866_1828373.jpg

先日は娘の誕生日でした。

でも、彼女は一昨年からあるトラブルに巻き込まれていて、それを抑え込むように何事もなかったように日常生活を送っているのでした。
一本の細い細い糸で自らを何かに縛りつけて辛うじてバランスをとっているかのようで、お誕生日のメッセージになんと書いたらよいのか、とても迷いました。

所謂「生まれ来てくれてありがとう」的なものはかえって思い出したくないものを思い出させ追い詰めてしまいそうです。
娘の名は新約聖書から採ったのですが、今それを語る時機ではないように感じました。

そんなとき林芙美子の「花の命は…」の全文を見つけたのです。
林芙美子は大変な苦労人で頑張り屋だった一方、なかなか癖のある人だったようです。少なくとも今の娘とは正反対です。
「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」
という言葉も、それ自体は共感するのですが、一人で呟いているのではなく、色紙に書くというのは、私の知らない感覚でした。

でも、全文を見た時に、私は「やられた」と思いました。それは、少し大げさに言えば、ごつごつした岩間をくぐり抜けたら大海原が見えたような感覚でした。

結局、全文をそのまま娘に送信しました。



 花の命は短くて
 苦しきことのみ
 多かりき
 風も吹くなり
 雲も光るなり
 生きてゐる幸福(しあわせ)は
 波間ののごとく
 漂渺とたゞよひ
 生きてゐる幸福は
 あなたも知ってゐる
 私もよく知ってゐる
 花のいのちはみじかくて
 苦しきことのみ多かれど
 風も吹くなり
 雲も光るなり

    林芙美子
[PR]
by treeintheheart | 2014-05-17 18:28 | 日々
いつも楽しく読ませていただいているブログ主のかたが、今日の暑さに「熱中症に気をつけて」と呼びかけてらっしゃったが、確かに体力のない病人やお年寄りは、25℃でも熱中症になると言われている。


そして体力のないことでは人後におちない(?)私はと言えば…

多分なってました、熱中症(;∇;)ついさっきまで…

怠いし暑いし動悸と悪寒もするし、第一朝からロクに水分とってない…ヤバイと思って主人に
「どうやら熱中症みたいだから」
と保冷剤と飲み物と濡れタオルを頼んだら、
「タオルはどれがいいの」
(どれって…目の前の引き出しの…どれでもいいんだけど)
「保冷剤が見当たらない」
(よく探してよぉ…冷蔵室じゃなくて冷凍室って…聞いてない)
「飲み物はアセロラと飲むヨーグルトと今朝の紅茶がポットに残ってるのとどっちがいい?」
(どれもイヤじゃ…たしかポカリがあったはず)etc.質問攻め。
声も出ずぐったりしているのに
「声が小さくて聞こえない」
「ちゃんと座らなきゃのめないだろ」
この頃からふてくされ始め
「どうせ俺のやることは気に入らないんだ」
「お前って本当に我が儘だな」

脳の血管切れそうになった私は、やっぱり我が儘なんでしょうか?
[PR]
by treeintheheart | 2014-05-03 19:18 | 日々

春と別れゆく

f0294866_0401983.jpg

春が好きだった。

困難の中に窒息しそうになっていても
春がくると何かしら新しい展開があって
わずかでも希望を抱くことができた。
いつも新しい小さな決意を
心に誓ったものだった。

それが
どうしたことだろう。
今年は
春を待ちわびることなく
花の便りを聞いても
心揺れることなく
家族が撮って見せてくれる
我が家の花壇の写真で
わずかにその歩みを知るだけだった。

心がヘチマみたいに繊維化して
硬く縮こまっているような、
そんな気がした


行き去ろうとする春に
今、手を差しのべて
再会を約さなければ
二度と訪れてくれないのではないかと
淡い恐れを抱きながら

ただ無為の日々を過ごしている
[PR]
by treeintheheart | 2014-05-01 00:40 | 日々

合宿

長女が市民バンドの合宿に行ってきました。

中高生時代に吹奏楽部に所属していた長女は、大学に入ってからも当然音楽を続けるつもりでした。しかし、なかなかしっくりくるような団体がなく、遂に音楽と深く関わることなく卒業してしまいました。
3歳で音楽教室に通い始めてから、音楽を演奏することからこんなに長い間遠ざかったのは、生まれて初めてでした。

たった三日間ですが久しぶりの音楽漬けをたっぷり楽しんで来たようです。朝9時から夜9時まで練習したあとは飲み会が始まり明け方5時まで…4、50代の方もいらっしゃると聞いたのですが、皆さま体力あるんだなあ、と感心しました。

そんなこんなのハッピーな合宿でしたが唯一困ったのはお天気でした。
何しろ、新しいバスクラリネットはまだ馴らしはじめですから古い楽団所有のと併せて二本持っての移動です。
それなのに長女は筋金入りの雨女。湿度に敏感な木管楽器を抱えて大変だったみたいです。


あ、因みに今日も練習日です。
今朝、長女の出掛けに
「全国的に花散らしの雨が降ってるみたいね。」
と声をかけたかったのですが、
「それがなにか?」
って睨まれそうでやめました(-.-;)
[PR]
by treeintheheart | 2014-03-30 10:45 | 日々

魂の奥に下りて行って不思議な扉を開けてみてください。幾千年の時を経た大樹の息づく深い森。滴る光、湧き零れる水。そこに満ちる声の囁きを聴ける人になりたい。人の魂が、この星とそこに息づく数多の生命と、深いところで繋がっていることを感じとりたい。カリスマ性なんか微塵もない主婦Aの「闘病」「子育て」「考えごと」の記録…になるはず


by treeintheheart