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膝のお皿が動きますか?

両脚を伸ばして床に座り、静かに片方の脚を曲げた時、膝のお皿の骨がクルッと外側にずれるように動きますか?
コレは膝のお皿の骨が小さくて、膝全体をしっかり覆うことができないために起きる現象で、先天的なものだそうです。

実は我が娘の膝はコレなので、昨日、手術をしました。
半年前に左を手術し、二回目ですから、本人は落ち着き払っていましたが、私の方はドキドキしていました。それというのも、自分が一年間入院していた間に、とても沢山のことを見てしまい、どんな小さな簡単な手術でも、決してあなとれないことを知っているからです。
それに、娘は高校生の頃から疲れると時々不整脈をおこすので、全身麻酔のこともちょっと気になってしまったりするのを、
「…あっ、ダメダメ、これじゃ本人が不安になっちゃう…」
と言い聞かせつつ待っているうちに、呼び出しが来て、娘は点滴のポールをガラガラと押しながら手術室に入りました.


中学生の頃から娘は膝関節に痛みと違和感があり、何年間もあちこちの整形外科に通いましたが、はっきりした診断がつきませんでした。


ところが半年前、私に代わって夕食の支度をしていた娘が、いきなり
「いっっったあぁぁいっっっ!!」
と叫んだのです。
リビングで横になっていた私は、最初娘が自分の足に包丁を落としたのかと思いました。
「痛い~!!痛い!!痛い!!痛い!!痛い!!痛い!!…」
普段はとても穏やかでシッカリモのの娘のパニックにヨロヨロ駆けつけて見ると、娘がちょうどぎっくり腰になった瞬間のような中途半端な姿勢で、腰と膝を曲げたまま硬直。あとでわかったのですが、膝のお皿の骨が外側に外れてしまった状態だったようです。
後日娘の言うには、今までも時々「関節が外れた」みたいになったことはあるけど、「自分で治してた」そうなのですが、今回は痛すぎて治せなかったとか(゜∀゜;ノ)ノ

硬直した姿勢のまま救急搬送された病院で、当直の先生のところに「たまたま遊びに来ていた」のが膝を専門とする先生だったのは、本当にラッキーでした。
彼は娘の膝をちょっと診て、即「膝蓋骨脱臼(シツガイコツダッキュウ)」と診断を下しました。
手術の日が決まるまで、あっという間でした。

手術は膝のお皿をリボンで内側に向けて引っ張り、膝の骨にボタンで止めることをイメージしていただけたら近いかな、と思います。膝の辺りに2ヶ所ほど孔を開けて行う内視鏡手術です。
1ヶ月くらい松葉杖をつき、数ヶ月正座ができませんが、傷もあまり残りません。
夏の終わりには、元気に自転車を漕ぐ娘の姿が再び見られることでしょう。
by treeintheheart | 2013-07-26 12:31 | 日々

魂の奥に下りて行って不思議な扉を開けてみてください。幾千年の時を経た大樹の息づく深い森。滴る光、湧き零れる水。そこに満ちる声の囁きを聴ける人になりたい。人の魂が、この星とそこに息づく数多の生命と、深いところで繋がっていることを感じとりたい。カリスマ性なんか微塵もない主婦Aの「闘病」「子育て」「考えごと」の記録…になるはず


by treeintheheart